御嶽海久司

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御嶽海 久司(みたけうみ ひさし、1992年12月25日 - )は、長野県木曽郡上松町出身の大相撲力士血液型はO型。

プロフィール[編集]

人物[編集]

東洋大学卒業。和歌山県庁に内定が決まっていたが、周囲の猛反対を押し切って出羽海部屋に入門。違う部屋に本名と同じ大道がいたため、幕下付出として現在の四股名で2015年3月場所に初土俵を踏む。同年7月場所には十両に昇進、11勝4敗で優勝を決める。11月場所には新入幕を果たし、2016年5月場所には敢闘賞を、2017年1月場所には技能賞、3月・5月場所には技能賞を獲得するなど活躍する。2018年7月場所には12日目は全勝だったが髙安晃に突き落としで敗れ全勝にはならなかったが[1] 、14日目に栃煌山雄一郎に寄り切りで勝ち、幕内最高優勝を果たす[2] 。長野県出身力士で初めての幕内最高優勝[注釈 1]。殊勲賞と技能賞のダブル受賞も果たした[3]。2019年1月場所では殊勲賞を受賞する。同年年9月場所で12勝3敗の成績で2度目の優勝を果たす。しかし、翌11月場所で6勝9敗と負け越し17場所連続で在位した三役から陥落する。
2022年初場所で3度目の優勝。直近3場所で33勝となり、直後の番付編成会議と理事会を経て昇進伝達式後に大関になった。長野県(信州)出身の大関は伝説に残る雷電為右衛門以来である。しかし、同年9月場所で負け越し、11月場所は関脇で再スタートとなる。

成績[編集]

  • 幕内最高優勝:3回 (2018年7月場所、2019年9月場所、2022年1月場所)
  • 十両優勝:1回(2015年7月場所)
年数 一月場所 三月場所 五月場所 七月場所 九月場所 十一月場所
2015年 幕下付出 #10
6勝1敗
東 幕下 #3
6勝1敗
西 十両 #12
11勝4敗
優勝
西 十両 #5
12勝3敗
西 前頭 #11
8勝7敗
2016年 西 前頭 #10
5勝8敗2休
西 前頭 #13
10勝5敗
西 前頭 #8
11勝4敗
敢闘賞
東 前頭 #1
5勝10敗
西 前頭 #5
10勝5敗
東 小結
6勝9敗
2017年 西 前頭 #1
11勝4敗
技能賞
東 小結
9勝6敗
東 小結
8勝7敗
殊勲賞
西 関脇
9勝6敗
殊勲賞
東 関脇
8勝7敗
東 関脇
9勝6敗
2018年 東 関脇
8勝7敗
東 関脇
7勝8敗
東 小結
9勝6敗
西 関脇
13勝2敗
優勝
殊勲賞
技能賞
東関脇
9勝6敗
東 関脇
7勝8敗
2019年 西 小結
8勝4敗3休
殊勲賞
東 小結
7勝8敗
西 小結
9勝6敗
東 小結
9勝6敗
東 関脇
13勝2敗
優勝
殊勲賞
技能賞
東 関脇
6勝9敗
2020年 西 前頭 #2
7勝8敗
西 前頭 #3
10勝5敗
2021年 東 小結
10勝5敗
西 関脇
8勝7敗
東 関脇
9勝6敗
2022年 東 関脇
13勝2敗
優勝
技能賞

参考文献[編集]

脚注[編集]

注釈
  1. 母親はフィリピン出身であり、フィリピン出身者の血を引く力士としても初の優勝である。ちなみに出生地はフィリピンである。
出典
  1. 高安、意地の突き落とし 全勝御嶽海止めた.日刊スポーツ.2018年7月21日閲覧。
  2. 御嶽海が初優勝 長野出身力士で初の賜杯 大相撲.朝日新聞.2018年7月21日閲覧。
  3. 御嶽海が殊勲賞&技能賞 豊山&朝乃山が敢闘賞.日刊スポーツ.2018年7月22日閲覧。

外部リンク[編集]