御史大夫(ぎょしだいふ)とは、中国の官位である[1]。
御史とは「官吏を監督し不正を糾察する」ことを職務とするが、御史大夫とは数ある御史の長官を意味する[1]。秦の始皇帝の時代に設置され、後漢の時代に大司空と改名され、曹操が再び名を御史大夫として改めて設置した[1]。三国時代の魏の文帝の時代の220年に司空と改められる[1]。呉では左右に分けられたが、後に司徒に変更された[1]。
日本において弾正尹の通称(唐名)として用いられたことがある。