従三位(じゅさんみ)は、位階制度における位階及び神階における位のひとつである。
律令制度においては、朝廷に仕える従三位以上の人を公卿という。中国王朝の三公九卿にならい太政大臣、左大臣、右大臣を三公もしくは公、大納言,中納言、参議および従三位以上の朝官を卿とし、公と卿を合せて公卿と称した。
従三位に昇叙すると家政機関として政所を設置する権利が得られ、これを根拠に1185年に源頼朝は鎌倉に京から独立した政所を設置した。
現行の位階制度では、正三位の次、正四位の上のランクである。現代では小説家の司馬遼太郎などに追贈された。