延安市
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延安市は、中国陝西省の都市であり、その都市を含む自治体(日本で言う都道府県相当)である。
概要[編集]
中国陝西省北部の都市。延安の市街地は宝塔区という名前になっており、自治体としての延安市は36,712km2の広大な領域である。
地理[編集]
黄河の支流、延河の河畔に位置する。
気候[編集]
亜寒帯冬季少雨気候(Dwa)に属する。札幌と同じぐらいの気候である。
歴史[編集]
紀元前4世紀頃、市の東部に戦国七雄の一つ魏が進出。紀元前3世紀頃、市の西部に秦が進出し、すぐに天下統一。その後、引き続き漢の領土となった。
3世紀の三国時代は魏の支配下となる。4世紀の五胡十六国時代、5世紀の北魏、6世紀の西魏の支配を経て、7-9世紀は隋、唐の時代となる。10世紀の五代各国、11世紀は宋、金、元、明、清、中華民国、中華人民共和国といった具合に王朝が変遷した。
日中戦争中に、中国共産党の中央委員会が置かれたことから、共産党の聖地のひとつとなっている。
交通[編集]
空港[編集]
市の中心から南へ13kmの所に延安空港があり、国内線が運行している。
鉄道[編集]
市の南部に延安駅があり、包頭と西安を結ぶ複線電化の包西線が利用可能である。ほかに、内モンゴル自治区のホルボルジと江西省の吉安を結ぶ複線電化の貨物線、浩吉線も市内を通っている。