出版最前線

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合同会社 出版最前線(しゅっぱんさいぜんせん)は、東京都港区にある出版社。

概要[編集]

2015年3月に設立された出版社。2011年11月に「新自由主義と対決する総合雑誌」として創刊された雑誌『序局』を、2015年5月の第9号から「有限会社アール企画」に替わって発行している。

「設立のご挨拶とお願い」では、「『序局』の精神と実績を土台として、ロシア革命から100年、第2次世界大戦から70年という世界史の転機において、自己解放を求めてやまず、生きかつ闘う労働者階級人民とともに最前線で出版活動を担います」、「労働者階級人民の実践に依拠し、マルクス主義の思想と理論を復権し、時代と対決する武器となる単行本…(略)…を企画しております」として、マルクス主義の立場にあることを明らかにしている[1]

所在地は東京都港区新橋2-8-16 石田ビル4F[2]。かつて『序局』の発行元だった「有限会社アール企画」と同じビルの同じ階にある。

『序局』[編集]

中核派は、定期刊行物として前進社から『前進』『共産主義者』、出版最前線から『序局』『国際労働運動』を出版している[3]

『序局』は、破防法研究会が編集、出版最前線が発行、星雲社が発売している年3回刊の雑誌。2011年11月の創刊号から2015年1月の第8号までアール企画が発行。2014年まで年2回刊。

1969年に創刊され1992年に廃刊した『破防法研究』の後継誌にあたり、「新自由主義と対決し、世界を根底的に変革する理論的武器」(葉山岳夫弁護士の巻頭言)を目指してスタートを宣言した[4]

『国際労働運動』[編集]

『国際労働運動』は、「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」が編集、出版最前線が発行、星雲社が発売している月刊誌。

1974年に『武装』(革命的共産主義者同盟全国委員会編、発行:前進社)として創刊され、1993年11月に『コミューン』(編集・発行:前進社)、2009年3月に『国際労働運動』(発行:前進社)に改題した。リニューアル化した2015年10月の v. 1から国際労働運動研究会が編集、出版最前線が発行、星雲社が発売している。2017年4月の v. 20から「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」が編集している。

武田崇元曰く、vol.17『トランプ情勢とアメリカ革命』は、「米左派系労組と繋がる革共同シンクタンク?ならではの分析。…(略)…オバマ大好きリベラル、トランプ大好き陰謀論の底浅とは真逆の知的読み物としても面白い」とのこと[5]

脚注[編集]

  1. 「出版最前線」(合同会社)設立のご挨拶とお願い 出版最前線(2015年7月5日)
  2. 会社案内 出版最前線
  3. 革命的共産主義者同盟全国委員会『革共同の機関紙活動 第3集』前進社、2018年
  4. 革命の新時代告げる『序局』創刊 - Weekly Zenshin 週刊『前進』06頁(2514号6面1)(2011/11/28)
  5. 武田崇元のツイート(2017年2月14日)

外部リンク[編集]