岩永理恵
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岩永 理恵(いわなが りえ、1977年[1] - )は、社会福祉学者。日本女子大学人間社会学部社会福祉学科准教授。
経歴・人物[編集]
東京都生まれ[1]。東京都立大学人文学部社会福祉学科を経て[2]、2007年同大学大学院社会科学研究科社会福祉学専攻博士課程修了[3]。2005年10月神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部社会福祉学科助手、2007年4月同助教、2011年4月同講師。2015年4月日本女子大学人間社会学部社会福祉学科准教授[2]。
2007年3月「保護基準と実施要領の構築にみる(最低生活) : 生活保護制度の歴史的検討」で博士(社会福祉学)を取得(東京都立大学)[4]。著書『生活保護は最低生活をどう構想したか――保護基準と実施要領の歴史分析』(ミネルヴァ書房、2011年2月)で第30回(2012年)社会事業史学会文献賞[5]、第18回(2011年)社会政策学会奨励賞[6]、第9回(2012年度)社会福祉学会奨励賞(単著部門)を受賞[7]。
堅田香緒里(埼玉県立大学)とともに研究チーム「くらしのもよう」の中心となり、「基本的な暮らし」についての調査を実施している。
著書[編集]
単著[編集]
- 『生活保護は最低生活をどう構想したか――保護基準と実施要領の歴史分析』(ミネルヴァ書房[現代社会政策のフロンティア]、2011年)
共編著[編集]
- 『被災経験の聴きとりから考える――東日本大震災後の日常生活と公的支援』(土屋葉共著、生活書院、2018年)
- 『戦後社会保障の証言――厚生官僚120時間オーラルヒストリー』(菅沼隆、土田武史、田中聡一郎共編、有斐閣、2018年)
- 『生活保護と貧困対策――その可能性と未来を拓く』(卯月由佳、木下武徳共著、有斐閣[有斐閣ストゥディア]、2018年)
訳書[編集]
- 『ベヴァリッジ報告――社会保険および関連サービス』(ウィリアム・ベヴァリッジ著、森田慎二郎、百瀬優、 田畑雄紀、吉田しおり共訳、一圓光彌監訳、法律文化社、2014年)
分担執筆等[編集]
- 駒村康平編『最低所得保障』(岩波書店、2010年)
- 岩田正美編著『リーディングス日本の社会福祉2 貧困と社会福祉』(日本図書センター、2010年)
- 寺脇隆夫編『資料集戦後日本の社会福祉制度1 生活保護基本資料(全8巻)』(柏書房、2012年)
出典[編集]
- ↑ a b 被災経験の聴きとりから考える―東日本大震災後の日常生活と公的支援 紀伊國屋書店
- ↑ a b researchmap
- ↑ 生活保護は最低生活をどう構想したか―保護基準と実施要領の歴史分析 紀伊國屋書店
- ↑ CiNii博士論文
- ↑ 社会事業史学会文献賞 社会事業史学会
- ↑ 社会政策学会賞 選考委員会報告 社会政策学会
- ↑ 受賞者一覧 社会福祉学会