山本圭 (政治学者)
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山本 圭(やまもと けい、1981年 - )は、政治学者。立命館大学法学部法学科准教授。専攻は現代政治理論、民主主義論[1]。薔薇マークキャンペーン呼びかけ人[2]。
略歴[編集]
京都府生まれ[3]。2005年3月神戸大学発達科学部卒業[4]。2011年9月名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士課程後期課程単位取得退学[5]。2013年5月「エルネスト・ラクラウの政治思想 : 敵対性・不審者・デモクラシー」で博士(学術)(名古屋大学)[6]。エセックス大学政治学研究科留学[3]、日本学術振興会特別研究員、国際基督教大学社会科学研究所研究員、岡山大学大学院教育学研究科専任講師を経て、2017年4月立命館大学法学部准教授[5]。
左派ポピュリズムの理論家であるエルネスト・ラクラウ、シャンタル・ムフの研究で知られる[7]。
著書[編集]
- 『不審者のデモクラシー――ラクラウの政治思想』(岩波書店、2016年)
- 『アンタゴニズムス――ポピュリズム〈以後〉の民主主義』(共和国、2020年)
- 『現代民主主義――指導者論から熟議、ポピュリズムまで』(中央公論新社[中公新書]、2021年)
共編著[編集]
- 山崎望共編『ポスト代表制の政治学――デモクラシーの危機に抗して』(ナカニシヤ出版、2015年)
- 松本卓也共編著『〈つながり〉の現代思想――社会的紐帯をめぐる哲学・政治・精神分析』(明石書店、2018年)
- 大賀哲、仁平典宏共編『共生社会の再構築IIーーデモクラシーと境界線の再定位』(法律文化社、2019年)
- 田畑真一、玉手慎太郎共編著『政治において正しいとはどういうことか――ポスト基礎付け主義と規範の行方』(勁草書房、2019年)
訳書[編集]
- エルネスト・ラクラウ『現代革命の新たな考察』(法政大学出版局[叢書・ウニベルシタス]、2014年)
- ヤニス・スタヴラカキス『ラカニアン・レフト――ラカン派精神分析と政治理論』(松本卓也共訳、岩波書店、2017年)
- シャンタル・ムフ『左派ポピュリズムのために』(塩田潤共訳、明石書店、2019年)
出典[編集]
- ↑ アンタゴニズムス 山本 圭(著) - 共和国 版元ドットコム
- ↑ 呼びかけ人 薔薇マークキャンペーン
- ↑ a b 不審者のデモクラシ- / 山本 圭【著】 紀伊國屋書店ウェブストア
- ↑ 山本 圭 岡山大学教育学部・岡山大学大学院教育学研究科
- ↑ a b 立命館大学 法学部 法学科 山本 圭 立命館大学研究者学術情報データベース
- ↑ CiNii 博士論文 - エルネスト・ラクラウの政治思想 : 敵対性・不審者・デモクラシー
- ↑ いま「左派のポピュリズム」に注目すべき理由 朝日新聞GLOBE+(2019年3月28日)