尹大目
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尹 大目(いん だいもく、生没年不詳)は、中国の三国時代の魏の武将。字が大目であり、名が伝わっていない[1]。
生涯[編集]
『魏末伝』によると若い頃に曹氏の奴僕となり、曹芳の側近として仕えたという。『世語』によると尹大目は曹爽の厚い信任を受けており、249年に司馬懿が正始の乱と称されるクーデターを起こした際、曹爽を免官のみに留めると言ったにも関わらず騙して曹爽を処刑したことを恨み、密かに曹氏の繁栄を願っていたという。
255年に毌丘倹・文欽の乱が起こると尹大目は単独で文欽の下に赴き、司馬師の命が長くないことを知らせようとしたが文欽はそのことに気づかず、尹大目は泣く泣くその場を去ったという[1]。
『三国志演義』でも史実どおり、文欽に司馬師の命が長くないことを伝えようとしたがその真意に気づけなかった文欽に追い返された。