小笠原浩一
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小笠原 浩一(おがさわら こういち、1952年10月12日 - 2018年12月12日[1])は、経済学者。東北福祉大学総合福祉学部社会福祉学科教授。埼玉大学名誉教授。専攻は社会政策論、福祉事業論[2]。
長野県伊那市生まれ[3]。1977年早稲田大学社会科学部卒業[2]。1979年早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学[2][4]。1988年東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程修了[3][2]。1988年山形大学人文学部講師、1989年助教授[4]。1991年「イギリス労使関係政策の特質」で経済学博士(東京大学)。1995年埼玉大学経済学部助教授、1998年教授[4]。同大学院経済科学研究科教授も兼務[5]。2005年東北福祉大学総合福祉学部社会福祉学科[3]・大学院総合福祉学研究科教授[6]。2018年4月埼玉大学名誉教授[3]。
日本学術振興会特定国派遣研究者(Cardiff Business School、University of Wales)、タイ王国チュラロンコーン大学大学院労働・人的資源管理国際コース招聘教授、ラウレア応用科学大学(フィンランド)国際諮問委員・研究フェロー[7]、日本介護経営学会副会長、日本介護福祉経営人材教育協会理事[8]、生活経済学会編集委員会委員長(2015年-)も務めた[1]。
『労働外交――戦後冷戦期における国際労働連携』(ミネルヴァ書房、2002年)で第9回(2002年)社会政策学会奨励賞を受賞[9]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『「高齢化問題」から「手づくりの地域戦略」へ――山形の多世代同居家族を通して考える』(地方自治総合研究所[自治総研ブックレット]、1993年)
- 『「新自由主義」労使関係の原像――イギリス労使関係政策史』(木鐸社、1995年)
- 『労働外交――戦後冷戦期における国際労働連携』(ミネルヴァ書房[MINERVA現代経済学叢書]、2002年)
- 『20のテーマでわかるこれからの福祉と介護――自立した生活を支えるための知のレシピ』(ミネルヴァ書房[新・Minerva福祉ライブラリー]、2019年)
共著[編集]
- 『ヨーロッパ社会民主主義「第3の道」論集3 労働組合と中道左派政権』(松村文人、宮本太郎、住沢博紀、水島治郎、村上信一郎、アントン・ヘメレイク共著、生活経済政策研究所[生活研ブックス]、2002年)
- 『社会福祉政策研究の課題――三浦理論の検証』(平野方紹共著、中央法規出版、2004年)
- 『地域医療・介護のネットワーク構想』(島津望共著、千倉書房、2007年)
編著[編集]
- 『地域の福祉経済学――手づくりの地域福祉をめざして』(大川健嗣共編、中央法規出版、1993年)
- 『地域空洞化時代における行政とボランティア』(編、小浜ふみ子、内藤辰美、新川達郎、前沢正次著、中央法規出版、1996年)
- 『社会福祉の新次元――基礎構造改革の理念と針路』(三浦文夫、橋本正明共編、中央法規出版、1999年)
- 『シリーズ社会政策研究2 福祉国家の変貌――グローバル化と分権化のなかで』(武川正吾共編、東信堂、2002年)
- 『介護経営――介護事業成功への道しるべ』(編著、日本医療企画[医療経営士テキスト 上級]、2010年)
- 『災害復興からの介護システム・イノベーション――地域包括ケアの新しい展開』(栃本一三郎共編著、日本介護経営学会編集協力、ミネルヴァ書房[MINERVA福祉ブックス]、2016年)
出典[編集]
- ↑ a b 米山高生「小笠原浩一先生の当学会への貢献-急逝を悼んで-(PDF)」『生活経済学研究』vol.49、2019年3月
- ↑ a b c d 福祉国家の変貌―グローバル化と分権化のなかで 紀伊國屋書店
- ↑ a b c d 20のテーマでわかるこれからの福祉と介護―自立した生活を支えるための知のレシピ 紀伊國屋書店
- ↑ a b c researchmap
- ↑ 社会福祉政策研究の課題―三浦理論の検証 紀伊國屋書店
- ↑ 小笠原浩一「イギリスの経済危機と労働運動(PDF)」『生活経済政策』No.168、2011年1月
- ↑ 介護経営―介護事業成功への道しるべ 紀伊國屋書店
- ↑ 災害復興からの介護システム・イノベーション―地域包括ケアの新しい展開 紀伊國屋書店
- ↑ 学会賞 社会政策学会