小川隆吉
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小川 隆吉(おがわ りゅうきち、昭和10年(1935年) - 令和4年(2022年)7月25日)は、北海道(アイヌモシリ)浦河町生まれのアイヌ民族運動家。アイヌ民族共有財産裁判原告団長、アイヌ民族文化伝承の会会長、北海道教育大学非常勤講師。妻はアイヌ文様刺繍家の小川早苗。
来歴[編集]
父は朝鮮人、母はアイヌ民族。昭和46年(1971年)に北海道ウタリ協会石狩支部(現在の札幌アイヌ協会)を設立し、昭和51年(1976年)から20年にわたって理事を務めた。北海道大学が浦河町のアイヌの墓地から遺骨を持ち出したとして、平成24年(2012年)に返還と慰謝料を求めて札幌地裁に提訴し、平成28年(2016年)に和解が成立し、12体の遺骨の返還が実現した。
令和4年(2022年)7月25日午前2時54分、慢性腎不全のため、札幌市の病院で死去した。86歳没。葬儀は近親者で行なった。
主な著書[編集]
- 『北海道と少数民族』(札幌学院大学人文学部)
- 『北海道で平和を考える』(北海道大学図書刊行会)
- 『アイヌ文化を伝承する』(草風館)