富本憲吉記念館
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富本憲吉記念館(とみもとけんきちきねんかん)は、奈良県生駒郡安堵町にあった美術館である。平成26年(2014年)に閉館した。
概要[編集]
昭和49年(1974年)に開館した博物館である。富本憲吉とは明治時代から昭和時代までを生きた陶芸家で人間国宝、文化勲章受章者でもある。博物館は彼の生家の長屋門、土蔵などを修築し、さらに主屋を再建して記念館としたものである。
元は戦国時代の土豪である安堵氏の別館として築かれていたとされ、周囲に堀をめぐらしたこの地方の典型的な環濠屋敷であったという。土蔵や主屋に作品を展示し、主屋は作品の数を絞って炉などを設けて見学者がくつろげるように配慮されていた。昭和54年(1979年)6月に館内に土を親しむ場として陶芸研究所が開設され、平成6年(1994年)秋には土蔵形式の第2展示館を増設し、150点を常時展示し、富本のおよそ50年間の作品を年代順に鑑賞できるようにしていた。
しかし、平成26年(2014年)に閉館し、3年後の平成29年(2017年)1月にレストラン・工房・ギャラリー併設のホテル「うぶすなの郷 Tomimoto」に改装された。