宮沢諏訪神社

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宮沢諏訪神社(みやざわすわじんじゃ)は東京都昭島市宮沢町に鎮座する神社である。「宮沢諏訪神社」は通称であり、正式名は「諏訪神社」でる。

沿革[編集]

創建年代等は不詳である。一条天皇の時代(10世紀末)に刀匠の三条小鍛冶宗近が陸奥に下向したとき、その子息が当地に留まり当地を開拓し刀工を継がせた。宗近は信濃国の諏訪大社を信奉していたことから、小町家の遠祖が諏訪大社の分霊を勧請して、同族一門の氏神としたという伝承がある。新編武蔵風土記稿に神社の崖下から四六時中湧き出している清泉があるため、宮沢という地名になったとする。明治31年に建立された社殿は昭和31年1月に全焼したため翌年4月に再建された。

宮沢諏訪神社の湧水は、東京の名湧水57選のひとつに選ばれている。新奥多摩街道の宮沢交差点付近。境内にはケヤキの大木が多い。地名の由来である清水が豊富に湧いている。池に市杵島姫を祀る厳島神社があり、「弁天様」と呼ばれる。祭神の宇迦御魂命は『古事記』では「宇迦之御魂神」、『日本書紀』では倉稲魂命と表記され、須佐之男命神大市比売との間に生まれた。建御名方神は諏訪大社の祭神であり、古事記では大国主神の御子神とされ、母は不詳である。『昭島市史』には、祭神は建御名方命と書かれている。

基本事項[編集]

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  1. :宇迦御魂命 とも言われる。