宣宗 (唐)
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宣宗(せんそう、820年 - 859年[1])は、唐の第19代皇帝(在位:846年 - 859年[1])。姓名は李 忱(り しん)[1]。
生涯[編集]
第12代皇帝・憲宗の13男[1]。第15代皇帝・穆宗の弟[1]。
甥で先帝である武宗が病気により死期が近づくと、宦官の馬元贄により皇太叔に擁立され、846年の武宗の崩御でその棺の前で即位した[1]。
宣宗は武宗が行なった廃仏策を全面的に否定し、「小太宗」と称されるほど内政に尽力した[1]。この時代に敵の吐蕃が服従している[1]。しかし唐の衰退は安史の乱から続く根深いもので、最早衰退を止めることはかなわなかった。
宣宗も武宗同様、晩年は道教に傾倒して道士の言葉を狂信し[1]、長生きを目的に怪しげな薬を服薬して寿命を縮め、859年に崩御した。享年40。跡を長男の懿宗が継いだ。