大雄寺(だいおうじ)とは、宮崎県東臼杵郡美郷町西郷田代1431に存在する曹洞宗の寺院である。山号は百丈山。
平安時代末期の嘉応元年(1164年)に創建された寺院で、当初は臨済宗だったが、安土桃山時代に豊後国の大友宗麟の攻撃を受けて焼失し、江戸時代前期の延宝3年(1675年)に延岡の万歳山台雲寺4世の実堂鎖伝が来山して中興し、この際に曹洞宗に改められたという。
寺域はおよそ2000平方メートルで、堂宇は本堂や庫裏、山門などがある。寺宝には明徳2年(1391年)の銘を持つ銅製雲板があり、これは宮崎県の文化財に指定されている。他に珍しい石剣などがある。