大福寺(だいふくじ)とは、茨城県鹿嶋市大字棚木371−37に存在する寺院である。宗派は真言宗豊山派。
平安時代末期の源平合戦の際、平氏の武将だった平景清の娘に人丸という者がいた。彼女は木の枝で棚を作り、観世音菩薩を安置して戦死者の霊を弔い、自らは剃髪して妙庫比丘尼と名乗り、文治5年(1189年)に創建した寺である。
本尊の十一面観世音像は金箔が施されている坐像で、茨城県の重要文化財に指定されている。