坂本八幡宮 (安中市)

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坂本八幡宮(さかもとはちまんぐう)は、群馬県安中市松井田町坂本の神社。

創建は景行天皇の40年(110年)に日本武尊を勧請したのが起源と伝わる。日本武尊の凱旋経路は鳥居峠説の他に、碓井峠説があるが、碓井峠手前の坂本の地に鎮座している事から碓氷峠説を補強する。坂本宿南端に鎮座する白髭神社にも日本武尊の伝承が残り、碓氷峠の東麓に差し掛かると、白鹿に化身した山の神が進軍の邪魔をし猿田彦命の化身の白鬚の老人が出現し白鹿を追い払ったと伝わる。

平安時代延喜年間(901年-923年)に現在地より東北方向1キロ程離れた近い小高い山の丘に遷座され、氏子82戸の氏神として祭られていたが、その後碓氷郷の産土神として周辺住民に崇敬された。

江戸時代に入り、中山道が開削されると、現在地に遷座され、周辺の鎮守(諏訪神社、白山神社、八坂神社、水神、菅原神社、大山祇神社等)も合祀された。明治時代初の神仏分離令を経て大正3年(1914年)に村社に列した。

脚注[編集]