地方放送局の番組事情
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地方放送局の番組事情とは、テレビアニメなど大都市圏の人気番組の放送本数が、地方では減少気味になることを指す。
具体例として[編集]
- 全般
- 原則地方の民放テレビ局の数とテレビアニメなど人気番組の放送本数が比例している。
- 遅れネットは名物。民放テレビ局の数が少ないほどその傾向が強い。場合によっては1年以上遅れになる場合も。なお、NHKであっても『チコちゃんに叱られる!』のように人気番組の本放送が全国同時でないケースがある。
- 放送局の中には、民放テレビ局が多いにも関わらずアニメなど視聴者ニーズの高い番組が少ないという現象に直面する場合もある。稀にその逆パターンも発生することもある。このため、アニメが多い時期と少ない時期の変動が激しいテレビ局や、アニメ優遇局から突然アニメ冷遇局に転落したテレビ局もいくつかある。
- 地上デジタルテレビ放送でスピルオーバーが抑制され、区域外受信が困難なことも視聴環境の悪化に拍車をかけている。
- 深夜はPTでの低収益のCMがほとんどである。このため、岡山県・香川県のように民放の数が多いにも関わらず、視聴人口が少ないため、テレビショッピングのような高収益の番組が深夜に優先され、深夜アニメなどの人気番組が少ない地域があったりする。その結果、深夜アニメなどの人気深夜番組は民放テレビ局の数や人口が少ないほど冷遇化される傾向がある。
- アニメ特有の事象
- 3局以下の県はテレ東・独立局制作以外のアニメ(要は4大キー局制作のアニメ)を新規ネットすることが稀となっている。
- 女児向けアニメの場合、もともと本数が一桁単位である上、現在は大体プリキュア&アーゲードカードゲーム無双であるため、プリキュアしか見れない、下手すれば全然視聴出来ない場合もある。
- 何故か新作アニメをやらずに過去のアニメの再放送を延々と流す場合もある(かつてのテレビ静岡が代表例。ピクシブ百科事典『無限キテレツ地獄』も参照)
近年の傾向[編集]
かつて地方(=自分が住んでいる地域)にアニメなど人気番組の放送が少ないというのは、一種の負のステータスとされていたが、近年ではBS・CSなど衛星での放送や、TVerやAbemaなどインターネットでの動画配信の普及、若者のテレビ離れなどにより、負のステータスというイメージは消滅しつつある。このため、一部地方在住者の嘆きの意見に対して否定する動きも出ている(ピクシブ百科事典『哀れ富山のアニメ事情』も参照)。
一方、CATVによる他系列局の区域外再放送は、民放連のエゴもあって、むしろ縮小している。
関連リンク[編集]
- アニメ過疎地(アンサイクロペディア)