君たちはどう生きるか (映画)
『君たちはどう生きるか』(きみたちはどういきるか)は、スタジオジブリ制作[1]、宮崎駿監督[2]による長編アニメーション映画。
2019年10月現在、タイトルが発表されたのみで公開日は未定であり、あらすじ・登場人物等も一切未発表である。
2023/7/14 に全国で一斉劇場公開された。鈴木プロデューサーの方針で一切宣伝しないという戦略がとられたが、結局興行的には善戦しているようである。
製作[編集]
2016年11月13日午後9時からNHKで放送された特別番組『終わらない人 宮崎駿」』の番組内で、宮崎駿が「長編企画 覚書」と書かれた書類を鈴木敏夫に提示する場面が放送された。書類の内容はモザイクで隠されていたが、「2019年完成」と記されていたことから、長編アニメーション映画製作からの引退を表明していた宮崎の新作長編アニメーション映画が2019年に公開されるのではないかと様々な会社が報じた[3][4]。
3か月後の2017年2月24日、鈴木がアメリカ合衆国で行われたアカデミー賞関連イベント『Oscar Week 2017』にて、宮崎が長編アニメーション映画の製作に復帰したことを公表し、事実上の引退撤回となった[5][6]。同年5月19日、新作長編アニメーション映画のスタッフをスタジオジブリ公式サイトで募集を開始し、本格的に製作がスタートした[7]。
2017年10月28日に早稲田大学で行われたイベント『漱石と日本、そして子どもたちへ』で、新作長編アニメーション映画のタイトルが『君たちはどう生きるか』であることが発表された。吉野源三郎が1937年に発表した同名の小説『君たちはどう生きるか』から取っており、同作品が主人公にとって大きな意味を持つ内容になるという[2]。
2019年4月19日に神田明神ホールで行われた「鈴木敏夫とジブリ展」プレス内覧会において、出席者の夏木マリから出された進行状況の質問に対し、鈴木は「3年かけて絵コンテが今まさに完成しようとしている」「(公開は)3年後…?」と回答している[8]。
物語[編集]
戦時中、主人公は少年牧眞人(まきまひと)。彼が疎開先で出会う不思議な、奇妙な出来事。彼の大叔父と空から降ってきたお屋敷が彼をひと夏の不思議な出来事に誘う。
登場人物[編集]
- 牧 眞人(まき まひと)
主人公。いつもの宮崎さんが好む真摯で真面目な少年。
- アオサギ
鳥だけど口の中から大きな鼻の顔が出てくる。
- ヒサコ
眞人の母。病院が空襲を受け焼死する。
- ヒミ
声はあいみょん。ヒサコの少女時代。
- キリコ
我々の現実世界では戦時中おばあちゃんだけど、眞人がいざなわれる不思議な世界では、かっこいい女漁師として生きている。
- ナツコ
ヒサコの妹で、眞人の父親の再婚相手。妊娠しているが何故か謎の塔に向かって失踪する。
- ショウイチ
声はキムタク。眞人の父親。個人的意見では、あんな父親では、眞人君、後々苦労すると思う。
- 大伯父
頭の良い人だが、本の読みすぎで気が変になったと言われる。実はこの物語のラスボス。
- インコ大王
インコマケドニアの、アレキサンダーといったところ。
- ワラワラ
そこそこかわいい、人間の生まれる前。
- セキセイインコ
この物語の重要モブキャラクター達。インコ大王に忠誠を誓う。
- 老ペリカン
ペリカンはワラワラを食べる。生き物は全て他の生き物を食べて生きている。
- ばあやたち
ナツコの実家の使用人のばあさんたちだけど、個人的意見としては、キャラクター設定デフォルメしすぎ。
外部リンク[編集]
脚注[編集]
出典[編集]
- ↑ “スタジオジブリが「宮﨑駿 新作長編アニメーション映画制作」のためのスタッフを募集!『君たちはどう生きるか』公開は2022年くらいか?” (日本語). ロケットニュース24 (2019年4月16日). 2019年11月8日確認。
- ↑ a b “宮崎駿監督、新作タイトルは「君たちはどう生きるか」:朝日新聞デジタル” (日本語). 朝日新聞デジタル (2017年10月28日). 2019年11月8日確認。
- ↑ “宮崎駿監督が引退撤回!?「長編映画制作中」をファンはあの番組で予想済み? (2017年3月2日)” (日本語). アサ芸プラス (2017年3月2日). 2019年11月12日確認。
- ↑ INC, SANKEI DIGITAL (2017年2月25日). “宮崎駿監督“再始動”! 新作の長編を製作中、鈴木敏夫氏「心を鬼にして『面白い』といいました」” (日本語). 産経ニュース. 2019年11月8日確認。
- ↑ “宮崎駿監督が長編復帰へ 鈴木敏夫プロデューサー「一生懸命、東京で作ってます」(※鈴木Pの発言追記)” (日本語). ねとらぼ. 2019年11月8日確認。
- ↑ Inc, Natasha (2017年2月25日). “宮崎駿が長編復帰へ、鈴木敏夫が米アカデミー賞関連イベントで明かす” (日本語). 映画ナタリー. 2019年11月12日確認。
- ↑ “宮崎駿監督の新作、始動!ジブリがスタッフ募集を開始 今度こそ本当に最後の監督作品に…”. シネマトゥデイ. 2019年11月8日確認。
- ↑ “ジブリ鈴木P、宮崎駿監督の新作公開は「3年後…?」 3年かけ間もなく絵コンテ完成” (日本語). シネマトゥデイ (2019年4月19日). 2019年11月12日確認。