句 扶（こう ふ、生没年不詳）は、中国の三国時代の蜀の武将。字は孝興（こうきょう）[1]。『華陽国志』では匂扶と表記されている。
益州巴西郡漢昌県の出身[1]。忠誠と武勇があり、寛大な人柄であったと評価され、たびたび戦功を立てたという[1]。王平と同郷で王平に次ぐ功名を得て左将軍にまで昇進し、宕渠侯に封じられた[1]。『華陽国志』では張翼と廖化が共に大将軍に任命された際、当時の人々から「前に王（平）・句（扶）あり。あとに張（翼）・廖（化）あり」と噂したという。
『三国志演義』には登場しない。