原田泰治
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原田 泰治(はらだ たいじ、昭和15年(1940年)4月29日 - 令和4年(2022年)3月4日)は、日本の画家、グラフィックデザイナー。
プロフィール[編集]
略歴[編集]
諏訪市立上諏訪中学校、長野県諏訪実業高等学校を経て、武蔵野美術大学商業デザイン科卒業。既婚者で長女あり。
1歳の時にポリオ、いわゆる小児麻痺のため両脚が不自由になる。高校時代に独学で油彩画を描き始め、武蔵野美術短大を卒業し、グラフィックデザイナーとして独立する。山村や水田など、日本の原風景を素朴で穏やかなタッチで表現する作風で知られた。平成10年(1998年)には諏訪市原田泰治美術館が開館している。
令和4年(2022年)3月2日午後11時37分、悪性リンパ腫のため、長野県茅野市の病院で死去。81歳没。
主な作品集[編集]
彼の作品は素朴画(ナイーブ・アート)と呼ばれるもので、日本の美しい風景を描いているのが特徴である。人物の顔には目・まゆ・鼻・口が描かれていないことが多い。
- 『ふるさとの詩 - 原田泰治の世界』(朝日文庫:1988年)ISBN 978-4022605047
- 『原田泰治自選画集』(講談社:1991年) ISBN 978-4062049405
- 『紙ふうせん - 原田泰治素朴画の世界』(講談社:1982年)ISBN 978-4061281486
- 『原田泰治 心のふる里を描く - ぼくの「夢」・「道」・「詩」・「風」』(講談社カルチャーブックス講談社:1991-年)ISBN 978-4061980358
- 『鳥の目、虫の目 日本の旅 - 原田泰治の世界』(トランスアート:1999年)ISBN 978-4887521094
- 共著
- 絵本
- 『とうちゃんのトンネル』(ポプラ社:1999年)ISBN 978-4591005279
- 『さだおばさん』(講談社:1994年)ISBN 978-4062072786
- 『やまのおみやげ』(ポプラ社:2012年)ISBN 978-4591129845
- 『やまざくらの詩(うた)』(講談社:1996年)ISBN 978-4062079761(詩:さだまさし)
- 『こすもすの詩』(講談社:1996年)(詩:さだまさし)ISBN 978-4062079754
など多数。
CM[編集]
- 日本火災(出演時期不明)
- 日本香堂「毎日香」(2011年3月 - 2011年8月、ナレーターとして。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震発生以降、6代目三遊亭圓楽がナレーターを務めていたCMが事実上自粛となったことに伴い、自身が選考委員長を務める絵画コンクール「子ども絵画館」で受賞した作品をアトランダムに放送している画面にナレーションを入れていた[1]。)
脚注[編集]
- ↑ 現在は6代目圓楽バージョンに戻っている。