南北離散家族再会事業

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南北離散家族再会事業(なんぼくりさんかぞくさいかいじぎょう)とは、朝鮮戦争などで北朝鮮韓国との間で生き別れた人を再会させる事業のことである。

概要[編集]

朝鮮半島では1950年から1953年まで行なわれた朝鮮戦争の結果、北朝鮮と韓国との間で生き別れた人がおよそ1000万人に上ると推定されており、このため両国の間の当局間では再会事業を1985年に初めて行ない、2000年第1回南北首脳会談を機に活発化した。その後、直接対面や映像を通じた対面による再会事業が2018年までに27回行なわれている。韓国政府は中華人民共和国など第3国での再会の費用も支援し、これらを通じて韓国統一省への登録者ベースでおよそ6500人、その家族も含めれば韓国側の2万7000人超が再会した。2017年末時点での統一省への登録者はおよそ13万1000人で、うちおよそ7万2000人が既に死亡している。2015年10月に行なわれた直近の当局再会事業の後だけでも7700人以上が亡くなったという。