北海道宗谷北部地震

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北海道宗谷北部地震(ほっかいどうそうやほくぶじしん)は、2022年8月11日0時53分頃(日本時間)に、北海道宗谷地方北部震源として発生した地震。地震の規模はMj5.1、震源の深さはおよそ10km[1]。 最大震度は5強であり、北海道中川町で観測した。同町では0時35分頃(20分前)に、震度5弱を観測する地震も発生していた[2][3]日本政府は、内閣総理大臣官邸の危機管理センターに連絡室を設置する処置をとった[4]

被害[編集]

北海道中川町で震度5弱と5強の揺れを相次いで観測した地震の被害で、北海道北海道警察本部によると、午前11時現在、けが人の情報は入ってないとのこと。 中川町総務課の職員は、11日午前0時35分ごろに観測した震度5弱の揺れについて「役場から1キロほどの自宅にいたところ、今まで経験したことのないような横揺れが10秒ほど続いた」と話していた。
また、NHK電話取材をしていた午前0時53分ごろに今度は震度5強の揺れがあり、職員は「30秒ほどの横揺れがあった。先ほどより長く揺れが続いた。棚の上の物が落ちるようなことはなかったが、被害状況はこれから確認する」と話していた。
また、中川町は11日午前1時10分、石垣寿聰町長をトップとする災害対策本部を立ち上げた。対策本部によると、地震によって住宅水道管が破損したという情報が数件寄せられているという。 第一管区海上保安本部は11日午前0時54分に災害対策室を設置した。第一海保は同日の日の出の午前4時半ごろから航空機で被害状況の調査を行った。さらに、気象庁は同日の午前2時50分に記者会見を開いた。北海道電力のホームページによると、11日午前2時現在、この地震による停電の情報は入っていないということ。NEXCO東日本旭川市北海道警察高速隊によると、11日午前1時10分現在、この地震の影響による被害の情報はなく、通行止めなども行われていないということである。 震度5強の揺れを観測した北海道中川町にある中川神社の神職を務める男性は、「ちょうど寝ようと思っていたときに地震が起きた。2回揺れて、どちらも横揺れを10秒くらい感じた。これから鳥居など神社の敷地内に被害がないか確認しにいく」と話していた。
この地震の影響で中川町では道路に被害が出た。被害の出た中川町歌内の北海道道541号では、被害が出た場所からおよそ600メートルが通行止めになっていて、道路には看板が置かれてが入れないように規制されている。 旭川建設管理部によると、地震後にパトロールをしていた委託業者が、道路亀裂が入って陥没したり盛り上がったりしているのを見つけた。陥没は目視で20メートルから30メートルほどあり、正確な被害規模は分かっていないという。こちらは東北・北海道の記録的豪雨によって地盤が緩んでいるということもあり、地震発生の際に陥没することは有り得ないことではなかった。

脚注[編集]

関連項目[編集]