勘定吟味役(かんじょうぎんみやく)は、江戸幕府における勘定所の目付役で、勘定奉行の補佐役である。
老中支配で、勘定奉行以下の行政監察の権限を有しているなど、その権限はかなり大きかった。幕領における収税、訴訟の検査を掌った。500石クラスの旗本が就任することが多く、役料は300俵。配下には勘定銀味方改役(役料150俵、10人扶持)、勘定吟味下役(持高、3人扶持)などがいた[1]。