加後号
ナビゲーションに移動
検索に移動
追号(全体)とは[編集]
天皇の諡(おくりな)のパターンは大きく分けて諡号と追号の2つある。
諡号[編集]
諡号とはその天皇の功績・特徴などをまとめ諡として扱ったもの。例えば、仲哀天皇は父のヤマトタケルの第2王子なので、2番めを表す「仲」が当てられ、さらに、他の天皇と比べても寿命は短かったため、悲しいという意味で2文字目に「哀」があてられた[1]。
追号[編集]
それに比べて追号ははその天皇の御所の所在地や墓の所在地、関連が深い場所を諡として使用している。
加後号[編集]
追号の中で起こる。たとえば、一条が関連深く、追号にしたいが、すでに一条天皇が存在する場合、後の一条天皇という意味で後一条天皇という追号になったりと同じ追号になるのを避けるための制度である。これを利用して、自分が尊敬する先帝に「後」をつけてほしいとお願いする天皇もいる。例として、白河天皇のように、上皇時代に輝いている天皇を目指したいので、追号は後白河天皇とせよ。と言っていた。
一世一元の制以降は、次代天皇の践祚で元号が変わるので、元号法が廃止されない限り加後号は生じ得ない。