劉賢 (三国志演義)

劉 賢（りゅう けん）は、中国の小説である『三国志演義』の登場人物である。

劇中の活躍

荊州零陵郡の太守・劉度の子。『三国志演義』の『嘉靖本』や『李卓吾本』並びに『吉川三国志』では劉 延（りゅう えん）と表記されている。209年に劉備が侵攻して来た際、抵抗を渋る父親を説得して邢道栄と共に抵抗する。しかし邢道栄が捕縛されるなど戦況は不利で、釈放された邢道栄の進言を容れて劉備軍に夜襲をかけるが、それも諸葛亮に見抜かれており、邢道栄が討たれると抵抗をあきらめて劉備軍に降伏する（張飛に捕らえられたとも）。劉賢は責任を全て邢道栄になすりつけて命乞いをして許され、父親を説得して開城した。

参考文献

• 小出文彦 『三国志武将事典』（株式会社新紀元社。2014年12月）