6番目のファミリー
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6番目のファミリー(英語:Sixth Family)とは、ニューヨークのアメリカン・マフィアの5大ファミリーと同じぐらい強い力を持つようになったり、注目されるようになったりしたクライム・ファミリー(Crime family)または犯罪組織(Criminal Organization)のことである。大抵はイタリア系アメリカ人またはイタリア系カナダ人のグループである。6番目のファミリーと見做される犯罪組織は5大ファミリーと対抗しているか、あるいは5大ファミリーの仲間もしくはそれに近い存在に見えるほど密接に協力している場合がある。
6番目のファミリーと呼ばれる犯罪組織[編集]
様々な犯罪組織がマスコミや裏社会から6番目のファミリーと見做されてきた。この名称で呼ばれる組織の1つにカナダのケベック州モントリオールを拠点とするリズート・ファミリー(Rizzuto crime family)があるが、リズート・ファミリーは自らを6番目のファミリーとは呼んでいない[1]。リズート・ファミリーは5大ファミリーの1つであるボナンノ・ファミリーと密接に協力してきたとされる[1]。その他にも以下のような犯罪組織が6番目のファミリーと呼ばれる。
- イースト・ハーレム・パープル・ギャング(East Harlem Purple Gang):1970年代後半から1980年代前半にかけてイーストハーレムとブロンクスでヘロインの流通を支配していたイタリア系アメリカ人のヒットマンとヘロインの売人によるニューヨークの半独立系ギャング[2][3]。もともとはルッケーゼ・ファミリー、のちにボナンノ・ファミリー、ジェノヴェーゼ・ファミリーと密接な関係にあった。
- ギャロ・クルー/ギャロ・ギャング(The Gallo crew/gang):5大ファミリーの1つであるコロンボ・ファミリーの一派で、ジョーイ・ギャロが率いたブルックリンのマフィアのグループ[4][5][6]。
- ルダージ・オーガニゼーション(Rudaj Organization):ニューヨークのアルバニアン・マフィア[7][4]。
出典[編集]
- ↑ a b Lamothe, Lee、Humphreys, Adrian 『The Sixth Family: The Collapse of the New York Mafia and the Rise of Vito Rizzuto』 John Wiley & Sons、2009年。ISBN 9780470156933。
- ↑ Blum, Howard (1977年12月16日). “Gang's Former Errand Boys Form Their Own Gang, Police Say”. Sarasota Herald-Tribune 2022年7月19日閲覧。
- ↑ Bequai, August 『Organized crime: the Fifth Estate』 Lexington Books、1979年、22頁。ISBN 9780669021042。
- ↑ a b DeStefano, Anthony M. 『Gangland New York: The Places and Faces of Mob History』 Rowman & Littlefield、2014年、160頁。ISBN 9781493018338。
- ↑ DeStefano, Anthony M. 『Mob Killer』 Pinnacle Books、2011年、145頁。ISBN 9780786024155。
- ↑ Diapoulos, Peter 『The Sixth Family』 Dutton、1976年。
- ↑ Cohen, Stefanie (2009年5月10日). “GANGS OF NEW YORK”. New York Post 2022年7月19日閲覧。