入江すみ
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入江 すみ(いりえ すみ、生没年不詳)とは、幕末から明治時代にかけての女性。内閣総理大臣・伊藤博文の最初の妻。
略歴[編集]
入江九一と野村靖の妹にあたる。伊藤博文が文久3年(1863年)にイギリスに渡英した際、伊藤の父の伊藤十蔵が進めた縁談によって伊藤氏に嫁入りした。ただし、伊藤に初めて会ったのはそれから1年半後で、それまでは萩で留守宅を守っていた。また、伊藤が幕末の志士として活動していた関係から、ほとんど夫婦関係もなかったという。仲もあまり良く無かったのか、2番目の妻となる伊藤梅子が伊藤との間の子を身ごもると、すみは離縁された。
明治維新後、長州藩出身で神戸税関勤務の長岡某という男性と再婚したが、これは元夫の伊藤がせめての気遣いで仲介したものと言われている。