備前老人物語(びぜんろうじんものがたり)とは、江戸時代中期に成立したと推定される史料である。23巻にわたるものと言われるが、現時点では1巻しか伝わっていない。編者などは一切不明。江戸時代中期の成立と見られるが、幕臣の新井白石が自筆による遺老物語に収載していることから、少なくとも白石が死去する享保10年(1725年)以前に成立したと見られている[1]。