倉橋耕平

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倉橋 耕平(くらはし こうへい、1982年 - )は、社会学者。創価大学文学部准教授。専攻は社会学、メディア文化論、ジェンダー論。

経歴・人物[編集]

愛知県生まれ[1]愛知県立豊丘高等学校を経て、2004年近畿大学文芸学部文化学科卒業。2011年関西大学大学院社会学研究科マス・コミュニケーション学専攻博士後期課程修了[2]。「NHK番組改変問題はなぜ起こったのか : 事件の構造と現代における政治哲学的困難」で博士(社会学)(関西大学)[3]大手前大学・関西大学・近畿大学非常勤講師、立命館大学産業社会学部授業担当講師などを経て、2021年創価大学文学部准教授[4]

著書『歴史修正主義とサブカルチャー』(青弓社、2018年)では90年代の保守言説をアマチュアリズムと参加型文化の視点から分析し、歴史修正主義と歴史ディベートや自己啓発書の関わりなどを考察した[5]。同書は紀伊國屋じんぶん大賞2019の第2位に選ばれた[6]早川タダノリは同書を「この20年の歴史修正主義的思潮の擡頭を総括し、人びとがなぜ「ハマる」のかをメディアの仕組みから解き明かした研究としてきわめて重要な一冊だ」と評している[7]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『歴史修正主義とサブカルチャー――90年代保守言説のメディア文化』(青弓社[青弓社ライブラリー]、2018年)

共編著[編集]

  • 『ジェンダーとセクシュアリティ――現代社会に育つまなざし』(大越愛子共編、昭和堂、2014年)
  • 『ネット右翼とは何か』(樋口直人、永吉希久子、松谷満、ファビアン・シェーファー、山口智美共著、青弓社[青弓社ライブラリー]、2019年)
  • 『歪む社会――歴史修正主義の台頭と虚妄の愛国に抗う』(安田浩一共著、論創社、2019年)
  • 『ロスジェネのすべて――格差、貧困、「戦争論」』(雨宮処凛編著、貴戸理恵、木下光生、松本哉共著、あけび書房、2020年)
  • 『教養としての歴史問題』(前川一郎編著、呉座勇一、辻田真佐憲共著、東洋経済新報社、2020年)

監訳[編集]

  • レオ・チン『反日――東アジアにおける感情の政治』(趙相宇、永冨真梨、比護遥、輪島裕介訳、人文書院、2021年)

出典[編集]

外部リンク[編集]