保存食
保存食(ほぞんしょく)とは、季節的な収穫期において多量(一度に消費できないほどの量)に食材を、次の(代替可能な食材)収穫期まで保存するために保存用に加工した食材をいう。
瓶詰や缶詰、あるいは近年ではレトルト食品や冷凍食品が知られているが、いわゆる乾物や干物なども保存食とされる。
概要[編集]
いわゆる保存食は軍用の糧食として開発されたという経緯があるため、保存食と非常食の区別は曖昧である。 とはいえ家庭内における長期保存用の食糧としては、乾燥保存を含めて塩漬け・酢漬け・砂糖漬け・アルコール漬けといった保存方法が用いられる。マヨネーズがどこに分類されるかは不明である。近年では「減塩ブーム」のせいで塩蔵が嫌われ、梅干や味噌などは保存食品とは謂えなくなりつつある。
干物[編集]
干し椎茸、昆布などがある。木耳(キクラゲ)もここに入る。鰹節やお茶なども、まれにここに分類されることがある。
煮干やアゴ(トビウオの煮干)はここか?(修正希望)
塩干物[編集]
いわゆる「ひもの」である。アジの開き、塩サンマ、塩鮭など。するめや桜エビや切りイカなど、分類に迷うものもある。
佃煮[編集]
沙魚の稚魚、海苔の佃煮、アサリやシジミの佃煮など多様な種類がある。いかなごのくぎ煮などもある。
塩辛[編集]
イカの塩辛、塩海栗、このわたなどが著名である。
ジャム[編集]
イチゴジャムが代表的である。
分類不明[編集]
梅酒など。果実部分は干し葡萄や星杏やデイツなどとともにパウンドケーキ(カトゥル・カール)の具材としても好適ではあるが、「『保存食』と謂えるかどうか?」という点については議論がある。
その点ではウスターソースは保存食と呼べるかという話になると結構ややこしい話になり、「白飯とキャベツの繊切りにウスターソースをかければ立派な食事だ」(これを「ソーライス」と呼ぶ。検索されたい)という大阪の貧乏学生にはそれなりに話題になる。