干物とは、「ひもの」あるいは「かんぶつ」と呼ばれ、主に塩干物(えんかんもの)をいう(乾物は別項に譲る)。 干物の代表としては沼津の鯵の干物があるが、いわゆるスルメのように塩をしないものもあり、どこまでを塩干物と呼ぶかは曖昧である。海産物の干物は全般的に塩干物とよばれそうだが、鰹節を干物と呼ぶのにはためらいがあり、かといって乾物と呼んでも「乾物屋には売っていない」という点で悩ましい。 「煮干は干物か乾物か」と迫られると返答に困る。