伊久智神社
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伊久智神社(いくぢじんじゃ)は、愛知県知多郡東浦町大字生路字森腰79にある神社。社格は旧村社。「潮霊」を祀る日本で唯一の神社である[1]。
沿革[編集]
現在の知多郡東浦町ではもっとも古い神社であり、延喜式神名帳がまとめられた時期には既に存在した式外社である[2]。創建年代は不明。享徳3年(1454年)には氏子の長坂近江守・長坂伊豆守・長坂将監が社殿を修繕した記録が残っている[2]。近代社格制度による社格は旧村社(生路村)である。例祭として9月第3日曜日に「おまんこ祭り」が開催され、神楽が奉納される[3]。
祭神[編集]
延喜式には尾張国から京の都に贈られた「生道塩」が登場するが、塩土翁がこの地の民に海水から製塩を教えたとする伝承があり、かつて生路村の海岸は神塩浜と称された[2]。木花之開耶姫命は安産の神であり、かつて伊久智神社は子安明神や八剣大明神と呼ばれた[2]。
文化財[編集]
- 伊久智神社の神楽
交通[編集]
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 梶川武『改訂 東浦町歴史散歩』東浦町教育委員会、1986年