令和最新版

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

【令和最新版】とは、通販サイト(主にAmazon)においてよく見られる表記である。残念ながら平成最新版や昭和最新版は見当たらない。

概要[編集]

アマゾンに出品される商品のうち、おもに中国企業が販売する商品においてよく見られる表現である。類似の名称として「令和〇年最新版」や「20XX年最新版」、「最新」が「改良」や「更新」になっているものなどがあり、とにかく最新であることをアピールしたいようだ。商品画像にも謎のエフェクトがつけられているものもあり、怪しい日本語の商品説明も相まって独特の世界観を形成している。令和最新版の製品はワイヤレスイヤホンのような家電製品やドライブレコーダーなどのカー用品、そのほかにも灰皿、ケース類、など多岐に及ぶ。

なお、中国発の企業でもファーウェイTCLAnkerなどはこのような表現をする製品は少なく、無名メーカーまたはOEM製品などに多く見られるものである。

品質[編集]

これらのほぼすべてが中国製製品であり、その品質にはばらつきが大きく、単純に粗悪品とも良品とも言い切れないものである。なお、AliExpressなどの中華圏のECサイトで同一のものが売られており、Amazonが若干割高である商品が多い。しかし、Amazonでプライムマークがついている商品の場合は国内発送であるためAliExpressなどに比べて商品を早く入手することが可能である。

一方で国内の法規上適切でないものが売られていることもあり、特に無線関係の製品の場合は技適認証を受けていない製品がほとんどである。技適認証を受けていない無線機を使用した場合は電波法の規定により罰せられるものであり、注意が必要である[注 1]

その他[編集]

Amazonに出品する際、商品名のなどの登録には一定の基準が設けられているという。[1] “元アマゾン”という人物の話によると、「商品名の先頭がメーカーorブランド名ではない」、「商品写真の先頭が商品単体ではない」商品はアマゾンの規約違反であるという[2]

一部の物好きは「令和最新版」「怪レい日本语」「謎の商品説明画像」などから発せられる雰囲気をこよなく愛しており、まともな日本語やまともな製品に物足りなさを感じてしまうこともあるという。

一部の商品が更新されずに残り続けていることもあり、令和5年に「令和3年最新版!」という売り文句で売られていることもある。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. アマチュア無線機の場合であれば適切な設定や機能変更を施し、認証機関により認証を受けることができればアマチュア無線機としての運用が可能である

参考[編集]