AliExpress

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AliExpress(アリエクスプレス)とは。中国アリババグループが運営する越境ECサイトである。日本では略してアリエクと呼ばれることも多い。

概要[編集]

同じアリババグループが運営するECサイトにはAlibaba.comが存在しているが、そちらはB2B、つまり企業間の取引がメインとなっていたため、個人消費者向けのB2C需要を満たすため2010年に開設されたECサイトである。

Amazonのように自社で仕入れて自らのサイトで販売するわけではなく、あくまでプラットフォームを提供しているだけである。そのため同じ商品でも複数のショップから出品されていることも珍しくなく、価格や送料、納期がショップによって異なることさえある。

取扱商品について[編集]

いわば中国製品の産地直送品を眺めているようなものであり、取扱ジャンルは幅広い。とりわけ中国が強い分野においては日本で購入するよりも(納期はかかるが)安いこともあり、積極的に使用するユーザも多い。また、Amazonなどでみられる令和最新版の大半はここで購入することが可能である。

一方で商標著作権倫理などを過去に置いてきたと思われるようなぶっとんだ商品も多く、中には偽造硬貨と思わしきものも販売されている。海賊版や偽造品も多いため、通販初心者などは避けたほうが無難であろう。

紛争を開始する[編集]

AliExpressには素行のよろしくないショップも存在しており、無効な商品追跡番号を添付して送付したと偽ったりするケースも後を絶たない。しかしAliExpressにはバイヤープロテクションという購入者保護の制度が定められており、届く前に返送されたり、違うものが届いた場合に返金処理を求めることができる。また、商品が未着の場合のみプロテクション期間後に返金処理を申し込むことができる。 このように商品が未着であったり、破損している、違うものが届いたなど、購入者に瑕疵がない場合に起こすものが「紛争」である。紛争といっても銃火器で武装しながら返金を求めるものではなく、法律的な争いを指す言葉の「紛争」である。

なんとなく不穏な雰囲気を放つ「紛争を開始する」という文言は一部で受け、Misskey.ioにおける「紛争を開始」の元ネタになったという説がある。そのほかにも「荷物が破壊されました」というパワーワードも稀にみられることがある。

商品が違っていたり、そもそも届かなかったりなど、購入した自分に瑕疵がない場合は泣き寝入りせず、しっかりと紛争して返金や交換を申し込もう。英語でのやり取りになるが、Google翻訳やDeepLを使って意味の通る英文にすれば問題ない。気軽に紛争を開始し、快適な個人輸入ライフを楽しもう。

関連項目[編集]