二分の一成人式

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二分の一成人式(にぶんのいちせいじんしき)とは、満10歳になった人を祝うための催しである。別名、十歳式、ハーフ成人式、半成人式とも呼ばれる。

概要[編集]

学校や地域で保護者への感謝を目的に行われる行事で、1980年頃に兵庫県西宮市で小学校の教員をしていたある人物が「高学年への門出に際し、背筋を伸ばして参加するようなイベントを」という思いで考案したという。学習指導要領に特段の定めはなく、各学校の裁量で学級活動(学活)の一環として行われている。当然行わない学校もある。なお、地域の子供会で実施する場合報道されることは少ない。

1月から2月にかけて開催されることが多く、冬休み前の懇談会で担任から保護者に子供の幼少期の写真を用意してもらうようにお願いしたり、冬休みの宿題として親に自分の名前の由来を聞くという課題を課したりする。

保護者には好評らしく、それまで実施していた学校が廃止にした時は保護者からの苦情が寄せられたという。
一方、子供たちからは二分の一成人式が行われなかったことについて特に文句が寄せられた事はなく「『面倒な行事が一つなくなった』程度に捉えられていたのでは」と新聞社のインタビューに応じた教諭が答えている[1]

問題点[編集]

  • 児童虐待など複雑な家庭事情を持つ子供への配慮がないといった指摘や同調圧力の低年齢化の危惧もある。

関連項目[編集]

脚注[編集]