九条の会

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九条の会(きゅうじょうのかい)とは、護憲派の市民団体の一つ。

概要[編集]

日本国憲法第9条の改正に反対し、これを阻止することを目的とした市民団体であり、イラク戦争への自衛隊派遣が決定し、改憲の動きが高まっていた2004年に結成された。
九条の会自体は井上ひさし(作家)、梅原猛(哲学者)、大江健三郎(作家)、奥平康弘(憲法研究者)、小田実(作家)、加藤周一(評論家)、澤地久枝(作家)、鶴見俊輔(哲学者)、三木睦子(国連婦人会、三木武夫元首相夫人)の9人が呼びかけ人となって結成された運動団体である。
一方、九条の会は9条を守ろうという同志を募り、各地に同様の護憲派団体を結成することを呼びかけたため、日本全国に数千の護憲派団体ができた。その大半が「九条の会」を冠しているため、通常は、これらの団体も含めて「九条の会」と称される。九条の会は市町村ごとにできている場合が多いが、各職業ごとに9条を守りたい人を募って九条の会を結成している場合もある。