九木神社樹叢
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九木神社樹叢(くきじんじゃじゅそう)とは、三重県尾鷲市九鬼町に存在する国指定の天然記念物である。
概要[編集]
九鬼港埠頭の東に突出した山尾根の一角にある天然記念物で、昭和12年(1937年)4月に神社境内を中心としたおよそ4000平方メートルの地域が天然記念物として国から指定を受けている。
九木神社の境内一帯で、海べりの鳥居から山上の社殿に登る参道両側の急斜面に、亜熱帯性や暖地性の高木が茂っている。シイ、アラカシ、ホルトノキ、クスノキ、カゴノキ、ウバメガシ、ミサオノキ、イズセンリョウなど、実に多くの植物が豊富に存在する。大正11年(1922年)9月、服部哲太郎によってシダの一種であるクサマルハチが発見されているが、この地が北限と見られている。