久米田合戦記

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久米田合戦記(くめたかっせんき)とは、久米田合戦に関する史料である。

概要[編集]

著者・成立年代[編集]

著者、成立年代のいずれも不明。

内容[編集]

全1巻。永禄5年(1562年)3月に和泉国久米田で行なわれた久米田合戦で戦死した三好実休の最期について描いた軍記である。

久米田合戦の直前における実休の状況、そして戦死の状況とその後の兄・三好長慶の敵討ちまでが描かれている。ただ、実休を討った畠山高政が三好長慶の逆襲を受けて戦死し、その首級を実休の墓の向かいに埋めて怨みを晴らしたとするなど[注 1]、史実ではない話が採用されている。また、『常山紀談』と同じような記述が見えるため、もしかすると江戸時代中期に書かれた著書の可能性がある。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 高政が死去したのは天正4年(1576年)であり、少なくともこの時点では死去してはいない。

出典[編集]

参考文献[編集]