中村通義
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中村 通義(なかむら みちよし、1931年12月18日 - 2010年7月4日)は、マルクス経済学者。
北海道函館市生まれ。1956年北海道大学経済学部経済学科卒業。1961年同大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学[1]。鎌田正三のゼミに所属[2]。1961年北海道大学経済学部助手。北海学園大学経済学部講師、助教授を経て、1970年北海道大学経済学部助教授、1975年教授[1]。1976年「株式会社論」で経済学博士(北海道大学)[3]。1995年停年退職、北海道大学名誉教授。北海道地方労働委員会公益委員(1981-1995年)も務めた[1]。
アメリカの銀行制度、その集中過程、アメリカの企業金融などを研究した[1]。著書『株式会社論』(亜紀書房、1969年)は「株式会社の理論的・歴史的研究に新しい道を切り開いた優れた業績として高く評価」された[1]。恩師の鎌田正三、鎌田ゼミの後輩にあたる森杲と共同で宇野弘蔵監修『講座 帝国主義の研究――両大戦間におけるその再編成 3 アメリカ資本主義』(青木書店、1973年)を執筆した。
著書[編集]
- 『株式会社論』(亜紀書房、1969年)
出典[編集]
- ↑ a b c d e 「訃報 名誉教授 中村 通義 氏」『北大時報』No.677、2010年8月
- ↑ 坪谷二郎「鎌田先生の想い出」『帝京経済学研究』28巻1号(通巻34号)、1994年12月
- ↑ CiNii 博士論文