中小事務所の奇跡

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中小事務所の奇跡(ちゅうしょうじむしょのきせき)とは、無名の事務所に所属するK-POPアイドルが、ある曲をきっかけにして知名度を上げることの通称。「中小アイドルの奇跡」、「無名事務所の奇跡」、「逆走アイドル」等ともいう。

解説[編集]

K-POPの業界では、SMエンターテインメントJYPエンターテインメントYGエンターテインメントHYBEと4大大手事務所所属のアイドルが有利になる中、中小事務所は、資金面の問題などの安定的な経営ができない。その厳しい経営の中で曲、振り付け、動画がきっかけで知名度を上げ、事務所の経営を救ったとされているのが「中小事務所の奇跡」と呼ばれている。

主な事例[編集]

2013年CRAYON POPの『パパパ』がヘルメット姿の直列5気筒ダンスが話題になり、曲のリリースから1か月以上経った頃に各種音楽配信サイトでチャート1位を記録した。

EXID2012年のデビュー後、2年間厳しい状況が続いた。2014年にメンバーであるハニの『UP & DOWN』のチッケム動画(個人パフォーマンス動画)が話題になり、人気グループとなった。

当時無名だったSOURCE MUSICから2015年GFRIENDを輩出し、デビュー曲『Glass Bead』が、MelOn週間チャートに入るなど当時無名だった事務所にしては異例の結果であった。GFRIENDは、それ以降もヒット曲を生み出した。

2011年デビューのBrave Girlsが、2017年リリースの曲「Rollin'」が2021年に各種音楽配信サイトでチャート逆走を果たした。軍の慰問公演のパフォーマンス動画がきっかけである。また所属事務所のBraveエンターテインメントの関係者は「売れたアイドルはBrave Girlsが初めて」と公言した。

H1-KEY2023年1月リリースの曲『Rose Blossom』が3月10日にBugs!でチャート1位を記録し、チャート逆走を果たした。

FIFTY FIFTYの『Cupid』がアメリカのビルボードチャートHOT100に進出し、9週連続名を連ねた。BLACKPINKの記録を抜かした。

関連項目[編集]