中国自動車道高級車多重衝突事故

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中国自動車道高級車多重衝突事故(ちゅうごくじどうしゃどうこうきゅうしゃたじゅうしょうとつじこ)本稿では、2011年12月に山口県内の中国自動車道で発生した交通事故について記す。

事故概要[編集]

2011年12月4日午前10時15分ごろ、山口県下関市小月町中国自動車道小月IC-下関JCT間の上り車線で、九州から広島方面へ向かうスポーツカー愛好家グループ20台の集団のうち、先頭を走る[1] 福岡県の60歳の男性が運転するフェラーリスリップし、中央分離帯に衝突。後続の車両は400メートルにわたり、次々に衝突した [2]

この事故で、男女各5人が軽傷を負い、下関市内の病院に搬送された[1][2]。現場は小月ICから1kmほど下関JCT寄りの緩い上り坂の左カーブで、前日の雨で路面は濡れており[3]、先頭車両の運転手は制限速度の80km/hを越えて走行していたと供述している[2]。一団は140ないし160km/hで走行していたとする目撃証言も報じられている[1]

事故に遭った車両はフェラーリ8台、メルセデス・ベンツ3台、ランボルギーニ1台、トヨタ・プリウスを含む日本車2台の計14台で、総額は約3億円と推定され[1]、「世界で最も高額な自動車事故」として、世界的に報道された[4][5]

この事故により、小月IC-下関JCT間の上り線が6時間余りにわたり通行止めになった。 [6]

脚注[編集]