世田谷八幡宮

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世田谷八幡宮

世田谷八幡宮(せたがやはちまんぐう)は東京都世田谷区宮坂に鎮座する神社である。宮の坂駅に近い。

概要[編集]

当社に収蔵されている棟札に「当社 八幡宮建立大檀那源朝臣頼貞。天文十五年丙午八月二十日建立、十二月二十日癸卯御遷宮」とあり、世田谷城主七代目の吉良頼康1546年(天文15年)に創建したと推測されている。吉良頼康は備前雲次の太刀(二尺三寸)一振を寄進したとされる。

江戸名所図会にも頼康が鎌倉の鶴岡八幡宮を模して造営し、境内に桜を植樹したと記されている。

徳川家康江戸に入城した後、朱印状11石を寄進した。その後数回に渡り再建され、1872年(明治5年)には郷社に列し、社号を宇佐神社と改称した。明治政府により、一村一社の合祀令が出されると、各地域の神社や祠を合祀した。終戦後は国家管理ではなくなったので、宇佐神社の社号を「世田谷八幡宮」に戻した。

昭和39年5月に社殿を改築した。

江戸三大相撲[編集]

世田谷八幡宮の土俵

江戸時代は「江戸三大相撲」の一つであった。他の2つは渋谷氷川神社(渋谷区)、大井鹿嶋神社(品川区)である。

現在も例大祭では若者による奉納相撲が行われ、近隣の東京農業大学の相撲部による「奉納学生相撲」が行われる。その勝敗によって来年の豊作と凶作を占い、当年の豊作を感謝する。そのため境内に土俵がある。例大祭では神楽殿で御神楽の奉納や演芸・民謡が開催される。

近隣施設[編集]

諸元[編集]

外部リンク[編集]

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注・参考文献[編集]