下関市知的障害者施設虐待事件

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下関市知的障害者施設虐待事件
場所日本国旗.png日本 山口県下関市
日付2015年6月発覚
攻撃手段暴言、暴行
他の被害者知的障害者数名
犯人施設職員

下関市知的障害者施設虐待事件(しものせきしちてきしょうがいしゃしせつぎゃくたいじけん)とは、2015年6月に発覚した、障害者福祉施設での職員による利用者への虐待事件。

事件の概要[編集]

事件が起こったのは山口県下関市にある市指定の障害福祉サービス事業所[1]。2013年11月から翌年2月にかけて、施設内での虐待を疑った施設関係者が実際にその様子を捉えることに成功した[1]。複数の職員が利用者に平手打ちなどの暴行を加える様子や「ぶち殺すぞ、テメエ[2]」などの暴言を浴びせる様子が確認された[3][4]

2014年4月、下関市(障害者虐待防止センター)に対して匿名での情報提供が行われた[5]。同施設への指導的立場にある同市が立ち入り調査等を行ったもの虐待の事実が現認できなかったと結論付けた[1]。その後2015年5月、メディアによって虐待の映像が報じられることによって事件が表面化[3]。同年6月10日、虐待を行っていた元職員1名が暴行の容疑で逮捕された[2]。8月26日、市が障害者総合支援法に基づいて、新規利用者の受け入れ停止の行政処分を行った[5]

同様のケースとしては、2014年にも千葉県袖ケ浦市の知的障害者施設でも、以前から千葉県による立ち入り調査がありながら、施設の職員が知的障害のある当時19歳の少年を暴行し、死亡させる事件が発生している[6]

施設側の対応[編集]

報道後の6月時点で、作業室廊下側の窓ガラスを擦りガラスから透明ガラスに換え、同部屋の可視化を図った。また、施設内に16のカメラを取り付けた[7]。その後、作業室の仕切り壁を取り外し、事件時に「密室」となっていた状態を改善するなどしたほか[1]、施設職員への研修の強化、研修後のレポートの提出などを実施し、「実効性」を重視したものとなっている[7]

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

関連種目[編集]