三菱ふそう・エアロノンステップHEV
三菱ふそう・エアロノンステップHEVとは、三菱ふそうトラック・バスが2004年から販売していた大型路線バスである。
概要[編集]
2000年、東京モーターショー2000にて「エアロノーステップHEV」として展示される[1]。のちのエアロノンステップHEVの原型である。エアロノーステップバスHEVはシリーズ式ハイブリッドシステムを採用しており、この方式はエンジンで発電しモーターで走行するというものである。屋根上にはリチウムイオン電池を搭載。制御方式はVVVFインバータ制御。後輪は超扁平シングルタイヤを採用している。
2002年6月7日に、「エアロスターノンステップHEV」を開発し、運行開始予定であることが公表された[2]。エアロノーステップHEVからの変更点として、環境性能が改善されており、リチウムイオン電池の位置がクーラーの後ろからクーラーの前に変更されている。同年6月11日より遠州鉄道で「浜松200か・251」として運行を開始。サッカーワールドカップ大会静岡スタジアムエコパ会場へのシャトルバスとして使用された。大会終了後は遠州鉄道三方原営業所の一般路線で活躍したが、2003年9月に三菱ふそうに返却された。
2004年2月23日、「エアロノンステップHEV」として発表され、同日に発売される[3]。「エアロスターノンステップHEV」からの大きな変更点は特にない。型式はKL-MP37JK改、KL-MP37JM改で通常のエアロスターの改造扱いとなっていた。価格はKL-MP37JM改が39,800,000円(税抜)。エアロノンステップHEVは遠州鉄道、名鉄バスに導入された。そのうち名鉄バスの1台は岐阜バスに移籍した。
発売終了時期は不明だが、後継の三菱ふそう・エアロスター エコ ハイブリッドの発売までには終了していたと思われる。
脚注[編集]
関連項目[編集]
- 三菱ふそう・エアロスター エコ ハイブリッド - 後継車種