三河犬
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三河犬(みかわいぬ)は、日本犬の犬種の1つ。愛知県で作られていた地犬の一種である。現在絶滅寸前で、入手は困難を極める。
概要[編集]
こちらは愛知県(旧三河国)で実際に作出されていた、地犬タイプの猟犬である。古くから群れで中 - 大動物を狩るのに使用されていて、猟師たちの重要な片腕として用いられていた。多くは額に十字もしくは丸い模様を持ち、毛色は赤、胡麻、黒など。立ち耳、巻き尾で四肢がしっかりしていて、性格は忠実で飼い主以外にはなつきにくい。冬毛は陶磁器の絵付けに使われた。
既に純血種は絶え、血を引く犬がわずかに残っているだけである。
デズモンド・モリスの犬種辞典の三河犬[編集]
デズモンド・モリスの犬種辞典の563ページには、三河犬の紹介が掲載されているが、これは三州犬(三河雑犬)のことを指している。
書籍内ではガードドックに分類されているが、これは誤りである。確かにもともとの三河犬は猟犬と番犬をこなすが、混同・誤解をしないように注意が必要である。
なお、イラストは三州犬である。