三和良一
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三和 良一(みわ りょういち、1935年 - )は、経済史家。青山学院大学名誉教授。
経歴[編集]
東京生まれ[1]。東京大学経済学部卒業[2]。1963年東京大学大学院社会科学研究科博士課程修了[1]。青山学院大学経済学部助手、専任講師、助教授を経て、1975年教授。2003年定年退職。2004年青山学院大学名誉教授[2]。財団法人日本経営史研究所会長[3]。南開大学・海南大学客員教授[4]。
近現代日本経済史、特に経済政策史、海運などの産業史を研究する。宇野経済学の段階論の影響を受けている[2]。経済学者の三和元は息子[5]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『昭和財政史-終戦から講和まで 第2巻 独占禁止』(大蔵省財政史室編、東洋経済新報社、1981年)[6]
- 『近代日本経済史』(放送大学教育振興会[テレビ大学講座]、1984年)
- 『日本経済史――近代』(放送大学教育振興会[放送大学教材]、発売:日本放送出版協会、1985年)
- 『日本経済史』(改訂版、放送大学教育振興会[放送大学教材]、発売:日本放送出版協会、1989年)
- 『占領期の日本海運――再建への道』(日本経済評論社[戦後日本海運造船経営史]、1992年)
- 『概説日本経済史 近現代』(東京大学出版会、1993年、第2版2002年、第3版2012年)
- 『日本占領の経済政策史的研究』(日本経済評論社、2002年)
- 『日本近代の経済政策史的研究』(日本経済評論社[青山学院大学経済研究所研究叢書]、2002年)
- 『戦間期日本の経済政策史的研究』(東京大学出版会、2003年)
- 『経済政策史の方法――緊縮財政の系譜』(東京大学出版会、2012年)
共著[編集]
- 『父と子が語る日本経済――日米往復eメール』(三和元共著、ビジネス社、2002年)
- 『日本たばこ産業――百年のあゆみ』(鈴木俊夫共著、由井常彦監修、日本経営史研究所、たばこ総合研究センター編纂、刊行:日本たばこ産業、発行:山愛書院、2009年)
- 『概説日本経済史 近現代 第4版』(三和元共著、東京大学出版会、2021年)
編著[編集]
- 『GHQ日本占領史(全55巻別巻1)』(竹前栄治、中村隆英監修、天川晃、荒敬、竹前栄治、中村隆英共編集委員、日本図書センター、1996-2000年)
- 『資本主義はどこに行くのか――二十世紀資本主義の終焉』(加藤榮一、馬場宏二共編、東京大学出版会、2004年)
- 『近現代日本経済史要覧』(原朗共編、東京大学出版会、2007年、補訂版2010年、第3版2012年)
- 『日本の経済』(田付茉莉子、三和元共編著、日本経営史研究所[産業経営史シリーズ]、2012年)
- 『日本の経営』(由井常彦、三和元共編著、日本経営史研究所[産業経営史シリーズ]、2012年)
出典[編集]
- ↑ a b 概説日本経済史 近現代 (第4版) 紀伊國屋書店
- ↑ a b c 堀場勇夫「三和良一名誉教授の記念特集号刊行に当たって(PDF)」『青山経済論集』第55巻第4号、2004年3月
- ↑ 自己紹介 三和良一研究室
- ↑ 概説日本経済史 近現代 (第3版) 紀伊國屋書店
- ↑ 父と子が語る日本経済―日米往復eメール 紀伊國屋書店
- ↑ 昭和財政史-終戦から講和まで 財務総合政策研究所