七条氏

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

七条氏(しちじょうし)とは、日本氏族である。七條氏とも書かれる場合がある。

概要[編集]

七条とは条里制から発祥した姓と見られている[1]

公家の七条氏[編集]

藤原北家水無瀬氏の支流で、水無瀬氏成の次男・七条隆脩を祖とする。家格は羽林家で、江戸時代には家禄200石であった。明治17年(1884年)の華族令により、七条信義子爵に列した[1]

地下官人の七条氏[編集]

朝廷の下級官吏として仕えた七条氏があり、源氏を称した[1]

阿波の七条氏[編集]

阿波国板野郡七条(現在の徳島県板野郡上板町七条)を発祥とする。七条城[1]。著名な戦国武将七条兼仲がおり、武勇無双の怪力で知られた。徳島県では現在も大鏡餅(三方を含み約169kg)を抱えて歩く距離を競う「力餅」という行事があるが、これは兼仲が戦に備えて力を授かろうと大山寺に祈願し、鏡餅を奉納したのが起源といわれている。

現在の七条氏[編集]

関西地方徳島県に多く見られる姓である[1]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. a b c d e 森岡「日本名字家系大事典」P271

参考文献[編集]