ロシアのイヌ
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ロシアのイヌ(Inu in Russia)ではロシア連邦の領内における犬(露:собака)の歴史と現状について記す。
ロシア原産の犬種[編集]
世界各国語でロシア情勢を伝える国際メディア『ロシアNOW』は、「ロシア原産の人気犬10種」としてサモエド、ボルゾイ、コーカシアン・シェパード・ドッグ、ブラック・ロシアン・テリア、イースト・ヨーロピアン・シェパード、シベリアン・ハスキー、イースト・シベリアン・ライカ、ロシアン・トイ・テリア、モスクワン・ガーディアン・マスティフ、スリモヴ・ドッグを挙げている[1]。
サモエド | シベリアに住む先住民族のサモエード人に因んでいる。フワッフワの毛を持つ白い犬種。 | |
ボルゾイ | オオカミに似た習性を持つ忠実な犬種。大型のサイトハウンドであり、敏捷性が高いのが最大の特徴。 | |
コーカシアン・シェパード・ドッグ | 厚い毛皮と筋肉質の肉体を持つ牧羊犬。コーカサス地方原産であり、泥棒やオオカミから羊を守るのに愛用された。 | |
ブラック・ロシアン・テリア | 囚人の警備に活躍する警察犬。スターリンの命によって生み出された犬種。 | |
イースト・ヨーロピアン・シェパード | 賢く主人に忠実な犬種。ベラルーシ原産。ドイツから輸入されたジャーマン・シェパード・ドッグを改良して作出され、ソ連時代にはスパイ犬として使用された。 | |
シベリアン・ハスキー | チュクチ族が飼いならしていた。犬そりに用いられ、アムンセンなどは極地探検に使用した。ツンドラ地帯原産。 | |
イースト・シベリアン・ライカ | ライカ犬の一犬種。様々な動物を狩る狩猟犬。近代以前にはソリを引かせる犬として重宝された。 | |
ロシアン・トイ・テリア | 貴族の飼い犬となっていた小型犬。ロングコートタイプとショートコートタイプがおり、ロングの人気が高い。 | |
モスクワン・ガーディアン・マスティフ | セント・バーナードに似た犬種。軍用犬として作出され、後に民間警備会社によって飼われるようになった。 | |
スリモヴ・ドッグ | 生物学者クリム・スリモヴ(Klim Sulimov)によってイヌとジャッカルを交配させて生み出されたカニド・ハイブリッド種。 | |
ボロンカ・ツヴェトナ | ナポレオンがロシアに侵攻した際に連れていた犬種。ロシアからドイツへの贈り物としても用いられた。 | |
ウエスト・シベリアン・ライカ | 狩猟犬や番犬として人気のある犬種。イースト・シベリアン・ライカよりも小型で筋肉質。よく吠えるため日本での飼育には適さない。 | |
ラッソ・ヨーロピアン・ライカ | 「吠える」を意味するライカ。集合住宅や都会での生活には不向きで、飼い主を選ぶ犬種。古くはフィンランドのカレリアン・ベア・ドッグと同一犬種であった。 |
ロシアの犬といえば[編集]
宇宙犬が有名であろう。1950年代、ライカ(クドリャフカ)をはじめとする犬たちは、スプートニクに乗せられて宇宙へ行ったのである。
脚注[編集]
- ↑ ロシア原産の人気犬10種ロシアNOW
- ↑ “電車に乗って通勤するほど利口になったロシアの野良犬たち”. Gigazine (2009年4月9日). 2019年2月6日確認。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- ロシア原産の人気犬10種ロシアNOW