リュウキュウイノシシ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
リュウキュウイノシシ
分類
鯨偶蹄目
イノシシ科
イノシシ属
イノシシ
亜種リュウキュウイノシシ
名称
学名Sus scrofa riukiuanus
Kuroda, 1924
和名リュウキュウイノシシ (琉球猪)
英名Ryukyu wild boar
保全状況


リュウキュウイノシシとは、琉球列島に分布するイノシシの亜種である。

概要[編集]

頭胴長は80~110cm。

本州四国九州ニホンイノシシよりも小さい。

生態[編集]

奄美大島加計呂麻島徳之島沖縄本島石垣島西表島に生息する。

9月から4月頃は木の実を食べ事が多い。

6~9月頃は、木の実を食べる事は少なく、畑地に入りパイ ナップルやバナナ、柑橘類、イモを食べる。この時期はリュウキュウイノシシによる農作物の被害も多い。

またアカウミガメの卵を掘り起こし、食べる事も知られている。

採産仔数は平均3.9匹である。

分類[編集]

リュウキュウイノシシは、黒田長礼によりイノシシの亜種として記載された。亜種小名のriukiuanusは、「琉球産の」と言う意味。

本亜種を独立種とする説もあったが、現在は亜種とされる。

人間との関係[編集]

ウミガメの卵を食べる事から、ウミガメの保全に影響があるのではないかと心配されている。