リチャード・ロジャース (建築家)
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リチャード・ロジャース(Richard George Rogers, 1933年7月23日 - 2021年12月18日)は、イギリスの建築家。リバーサイド男爵(Baron Rogers of Riverside)という一代貴族の位も持つ。彼の建築はモダニズム建築の影響を受けた機能主義的なデザイン、およびハイテク志向の建築デザインで知られている。
生涯[編集]
ベニト・ムッソリーニ統治下のイタリア王国・フィレンツェで生まれる。イギリス・ロンドンの建築大学、アメリカ・エール大学院で建築を学んだ。現代芸術の拠点として知られ、1977年に開館したフランス・パリの文化施設ポンピドゥーセンターや欧州人権裁判所(フランスのストラスブール)などは代表作として知られており、BBC放送などから「世界で最も成功し影響力のある建築家の1人」と評価されている。
2021年12月18日にイギリス・ロンドンの自宅で死去。88歳没。
作品[編集]
- ロジャース・ハウス(1969年、ロンドン)
- ポンピドゥー・センター(1972年-1978年、レンゾ・ピアノと共同)
- ロイズ・ビルディング(1979年-1984年)
- 欧州人権裁判所、ストラスブール(1984年)
- PAテクノロジー・プリンストン社屋と研究所、アメリカ、ニュージャージー(1986年)
- タイダル・ベイズン・ポンプ・ステーション、ロンドン(1988年)
- 林原第5ビル、東京(1993年)[1]
- チャンネル4、ロンドン(1994年)
- テクノプラザ、岐阜(1998年)[2]
- ダイムラーシティ・オフィス棟、ベルリン(1999年)
- ミレニアム・ドーム、ロンドン(1999年)[3]
- 大和ヨーロッパ・ビル、ロンドン(1999年)
- 天野エンザイム岐阜研究所、岐阜(1999年、黒川紀章と共同)[4]
- モンテヴェトロ・ハウジング、ロンドン(2000年)
- 日本テレビ放送網汐留社屋、基本構想(2003年)
- 南山城小学校、京都(2003年 リチャード・ロジャースパートナーシップジャパン,京都府南山城村)
- バラハス空港・第4ターミナル、マドリード(2005年)
- 政策研究大学院大学、東京(2005年、山下設計と共同)
- アントワープ裁判所(2005年)
- ウェールズ議会堂、カーディフ(2006年)
- エスペリア・タワー、マドリード(2007年)
- 慶富集團營運總部大樓、高雄市(2007年)
- グリーンウィッチ通り175番街(世界貿易センタービル・タワー3)
- 新風館(SHIN-PUH-KAN エヌ・ティ・ティ ファシリティーズと)
- ツォーフェンスター・ビルディング
- ロンドン・ヒースロー空港ターミナル5
- トランスベイ・ターミナル
- タービン・タワー
- ボルドー市裁判所複合施設
- VR化学技術研究所(VRテクノセンター)
- ロイズ・レジスター・オブ・シッピング
- チャリング・クロス病院内がん患者のためのケアハウス
- テムズ・ヴァレー大学図書館
脚注[編集]
- ↑ “歌舞伎町プロジェクト 林原第5ビル(作品選集)”. 日本建築学会. 2021年12月19日確認。
- ↑ “テクノプラザとは”. 岐阜県科学技術振興センター. 2021年12月19日確認。
- ↑ MdN編集部 『一度見たら忘れない奇跡の建物 異彩を放つ世界の名建築100』 エムディエヌコーポレーション、2017年、101頁。ISBN 978-4-8443-6644-7。
- ↑ “建築物紹介:天野エンザイム 岐阜研究所”. 建築物紹介サイト 【ARC STYLE】. 2021年12月19日確認。